このへん注意

やらないに越したことはないけれど、InDesignのデータを「どうしても」「仕方なく」「出力の都合で」アウトライン化したうえでIllustratorで開かなければならないときに、できれば覚えておいたほうがいろいろと無難な内容のメモ。

今回利用するアプリとバージョンは以下の3つ。

なお今回は、いきさんトコのblog「InDesign居残り補習室」の内容も参照しています。

まず、InDesignで「オーバープリント状態となるオブジェクトが含まれる」データを作成します。つうか、2c以上でスミが入ればかなりの高確率で含まれると思いますが。
今回は、平網部分に半分だけかかるようにスミ文字を配置しています。
InDesign実験01

これを、文字がすべてアウトライン化されたPDFとして書き出しを行います。詳細については、いきさんところのblogより「しつこいアウトライン信者への対応」をご参照くださいまし。
InDesign実験02

とりあえず、出来上がったPDFを「Acrobat Professional」で確認しましょう。確認する点は2つあり「フォントが全てアウトライン化されている」「適切にオーバープリント処理されている」という点です。
InDesign実験03

InDesign実験04

確認が終わったらIllustratorで開き、まずは平網のかかっていない部分を「ダイレクト選択ツール」で選択し、「カラーウィンドウ」で状態を確認します。
InDesign実験05

この時点でアウトラインにされていた文字が分割されたオブジェクトになってしまっていることがわかります。となると平網にかかっている部分はどうなっているのか。さて確認しましょう。
InDesign実験06

数字が! 数字が!



ということで、このプロセスでアウトラインにされたPDFを作成すると、オーバープリント部分の適用された状態でデータを保持する場合があるということがわかります。その際に、カラーの数値も誤差が生じるということもある点にさらに注目。なお、今回のPDFではカラープロファイルを含んでいませんし、Illustratorでも特別な設定はしてません。

もっとも、もうちょい厳密なことをいうと以下こうなってますが。
InDesign実験07

分割されたオブジェクトの下に、分割前のオブジェクトが隠れています。



正直なところ、これを出力に廻したらどんな結果が得られるのは怖くて廻せません。
もう廻してしまって世に出してしまったものもあるけど。

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コメント

ぐは。私も試してみます。

最上部オブジェクトに透明使っているんだから、すべてのオブジェクトに対して透明分割&強制オーバープリント適用になる、ってことっスね。明日にでも試してみよーっと。

今回出したのはPDFへのダイレクト書き出しです。
でも今しがた、PostScript書き出しで「コンポジットCMYK」+「オーバープリント非チェック」と「色分解(In-RIP)」もあまり深く考えずに試してみましたが、ダイレクトPDFと同じになってしまいました。うは。

InDesignで「色分解:コンポジットCMYK」&「オーバープリント処理にチェック」をいれてPostscript書き出した、ってワケはないですよねー。
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