Windows版InDesign CC(2013)の起動時に出てくるadb.exeエラー

Windows版InDesign CCの無印(2013バージョン・9系列)において、起動した後に下記のようなエラーが出る場合があります。

160827_IDCC2013err_1



これの原因追求と解決についての個人的めも。

原因は実は単純。
InDesignのインストールフォルダに、エラーダイアログで表示されるのと同様の、必要なファイルが用意されていないため。

実際にInDesign CCのフォルダ内に含まれる「Utilities」フォルダ内を見ると、下記の状態です。

160827_IDCC2013err_2   160827_IDCC2013err_3

フォルダ名を見るとわかりますが、32bit版、64bit版ともに同じです。
(InDesign CCについては64bit OSにインストールした場合はx86/x64両方がインストールされる。32bit OSの場合は当然ながらx86のみ。CC 2014以降はOSの対応bit数にあわせていずれかのみインストールされる)

で、比較対象になるのが、実はCS6とCC 2014。それぞれにも「Utilities」フォルダが用意されていて、下記の状態です。

160827_IDCC2013err_4   160827_IDCC2013err_5

先のエラーダイアログに表示される「AdbWinApi.dll」と、別に「AdbWinUsbApi.dll」のふたつのdllファイルがあったりします。
要はこれらのファイルがCC側に含まれていないのが原因、と、容易に推察できてしまう。



じゃあ、CCでこのエラーを解消するにはどうしたらいいか、ということなんだけど……。
単純に「CS6やCC 2014のファイルを使うわけにはいかないのか」という、非常に安易な考えに走ってしまいまして。

しかし、単にコピーするだけで果たしてどうなのかと思ったので、adb.exeのハッシュ値を比較しようと思いました。
で、比較結果が下記です。

160827_IDCC2013err_6 160827_IDCC2013err_7

同じ画面にしか見えないのでちょっとわかりづらすぎるのですが、実は左はCS6(32bit版しかない)のとCC(32bit)のUtilitiesフォルダの結果、右はCC 2014(64bit)とCC(64bit)のUtilitiesフォルダの結果です。
確認するべきはadb.exeの結果。都合4ファイルあるわけですが、結果としていずれもハッシュ値は同じでした。
となると、x86だろうがx64だろうが、同じファイルが含まれているってことになります。



なので、CS6でもCC 2014どっちでもいいので、「AdbWinApi.dll」と「AdbWinUsbApi.dll」のファイルをCCのUtilitiesフォルダにコピーして起動すると……エラーは出なくなりました。



さてこれらのファイル、そもそも何のファイルかって話になるんですが、それぞれのファイル名で検索をかけると、いずれにおいてもAndroid SDK絡みのサイトがヒットしてしまう。
CS6からCC 2014ということになると、推測になるのだけれども、Adobe Digital Publishing Suite絡みなのかなあ……と。裏は取れませんが。

ちなみに、CC 2015についてはUtilitiesフォルダ自体が存在しませんので、ここから取得するわけにはいかないという状態です。たぶんなくなったのはDPS自体がAdobe Experience Manager Mobileに変わってしまったことか、Android系のSDKでこれらを使わなくなったことかのどっちかだと思います。

あとひとつ、何故InDesign CCだけこのエラーが出たうえで、どこにも情報がないってことなんだけれども……以前は出てなかったような気がします。何かのタイミングでこのファイル群が消失して、エラーが出るようになってしまったのではないか、と。
ただそのトリガーが何かがよくわかりません。CC自体のアップデートの影響なのか(最終は9.3)、それともCC 2014を追加インストールした場合の問題なのか……流石にこれについてはどのタイミングなのか検証する気がまったく起きません。



で、実はこの問題、Windows 10(要は動作保証外環境)にインストールした場合に起きるものだとてっきり思ってたんだけれども、先日、Windows 7環境にInDesign CCを入れる機会があって、そっちで動かしたら同じエラーが出たという有様であって……ひでえ、不具合じゃねえか、と。

ということで解消を考えてみた次第です。

でもまあこれ、自己責任対処なのでどうしたものかと……といってもCC(2013)はすでにサポート対象外でメンテナンスされないでしょうから、自ら対処するしかなさげという、非常に困った状態だったりします。
まあ、エラー自体を気にする必要もなさそうなのですが、出てくること自体が邪魔っけなので、その解消だけでもできればいいかな的に思ったのがこれです、はい。

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コメント

>> お~まちさん

情報ありがとうございますー。
てことで、手作業で「DigitalPublishing.apln」「DigitalPublishingUI.apln」を引っこ抜いたら確かに出なくなりました。
どうやらビンゴのようです、が、これらふたつ、Extension Managerで表示されないようで……。
関連するもので「JBX」があって、これを止めると結果として該当のダイアログは出なくなりました。が、先のaplnの警告がふたつ出るようになるので無意味ですが。

私のところ(CS6)では「Utiities」フォルダ自体存在しないので、おそらくDPS Desktop Tool関連だと思います(インストール時にDPSを外しているので)。
確認方法として、エラーが出る状態で、Extension ManagerでDPS関連のプラグインを外してみてはどうでしょう。それで警告が出なければ確定です。

>> noellaboさん

確かに試したところ、adb.exeなりのリネームで読み込みされなければ同様にエラーが出なくなるのを確認しましたが、
そもそも何に使っているかっていう問題があるので、動作自体潰してどんな影響が出るかが気になるところなんですよね……。
ハッシュ値を確認したのもその辺絡みということもあったりします。

そもそもadb.exeイラネってことのような気もするので、消しちゃうなりUtiitiesフォルダの名前を変更しちゃえば……。
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