どう捉えていいものなのかわからない復活現象

過去に掲出したエントリの内容がが複数重なると、ちょっといやーな現象が発生しますよ……ということが先日発覚しました。
考えようによっては使える処理かもしれないけれども、個人的にはとってもとってもおそろしくて、使うのは躊躇してしまいます。

ともあれ、自己責任でどうぞ。



ちなみに、昨日開催されたばかりの、DTPの勉強会・第21回で行われたセッションの、一部の内容にもつながっているお話しです。

まず、最初に関連するエントリについては下記です。

Adobe CS6におけるダイナTrueTypeの縦書き問題



まあ、こういう結果です。

160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_1 160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_2

結果としては、縦書きにおいて、かな部分などを中心に文字がずばっと抜けた状態というものです。

今回使っている図としては、実は昨日開催された勉強会の、森脇さんパートで出されたスライドでの内容と同じデータです。
なお該当のスライドについてはtogetterのほうで確認することができます。

DTPの勉強会 第21回「はじめての印刷入稿のためのデータ作成入門」



この歯抜けしまくりのPDFデータを、Acrobat Pro DCで加わった、プリフライトのアウトライン変換の処理をかけてしまいます。
関連するエントリとしては下記です。

Acrobat DCで加わったプリフライト項目



この結果を見てみると……。

160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_4   160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_5

160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_6   160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_7



復活しやがったよ、抜けてた部分が……。



そこで推測になりますが……。
文字(字形)が表示されなくなったのは、あくまでも表示されなくなっただけ。理由はアウトラインデータとラスタライザとのマッチングによる問題。
それに対し、文字情報そのものは生きてます。Acrobat上でテキスト選択をすると、見かけ上空欄になっている部分でもちゃんと選択できますし、コピー&ペースト等でテキストを抽出することもできます。

160522_DynaOldAcrobatDCOutlines_8

アウトライン化を行うことにより、ラスタライザとアウトラインデータの影響を受けなくなったことによって、隠れてしまっていたアウトラインが表示されるようになった……のではないかと。



これ、いい方向で考えると「腐ったデータを見た目だけでも救済することができる」ことになるんですが、反面、「データを加工することによって出力の保証が逆に難しくなる可能性が生じる」ことにつながるものと考えます。
なので、バッドノウハウ的に、やむを得ず処理しなきゃならない場合には使える可能性は若干ながらあるんですが、出力トラブルにつながる可能性も否めないので、賭けに出るか出ないかを考えなきゃならない方法ともいえますので……正直、おすすめはできません。注意に注意を重ねて使うかどうか、かなあ……。



なお、透明効果を利用したアウトライン処理ではできなさそうです。まあ、演算するときに実体がないわけだから、やりようがないだろうなあーとは思ったけれども。
Pitstopでのアウトライン処理は、Pitstopを持ってないので確認のしようがありません。せっかくなんで誰か恵んでくれませんかね。いやないですかそうですか。



ちなみに、ダイナTrueTypeの、最新の公式FAQは下記です。
過去に貼ったリンクはたぶんことごとく死んでるので(ダイナのWebページが頻繁にリニューアルするため)、とりあえず現時点のも貼っておきます。

Q:日本語TrueType(Win版)フォントで、「Adobe CS6/CC(Win)」の「ひらがな」、「カタカナ」縦書き入力ができません。

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