Creative Cloudの契約・更新・解約で注意したいことメモ(更新)

ということで、自分的メモです。

Adobe Creative Cloud(コンプリートプラン・単体プラン・フォトグラフィプラン・Acrobat DC サブスクリプション等の期限つき契約)を契約したり、更新したり、解約する場合にあたって、いくつか注意点があるので、それを書いておきたいと思います。



なお、「あくまでも自分用のメモ」なので、内容の正確性についての確実な保証は行わないのでご注意を。
あと、一部グループ版とか企業向けの契約関連の記載がありますが、原則として、通常版(個人版)のおはなしです。

① Adobe IDに重複して製品は登録できない

たとえば、コンプリートプランとフォトグラフィプランは、ひとつのAdobe IDでの契約はできず、別々のAdobe IDが必要になります。
何故かというと、提供されるアプリケーションが重複している場合に、プランの管理処理が行えないため。
もちろん、フォトグラフィプラン+Illustrator単体プランといった組み合わせなど、アプリケーションがかぶらない場合にはひとつのAdobe IDで契約できます。

ただし、たまに重複して契約されてしまうことがあるようです。たぶん契約管理サーバの不具合……だと睨んでます。真実は知らんけど。
クレジットカードでの支払いが二重になっていた場合、即刻Adobeのチャットサポートに連絡しましょう。逆を返せば、クレジットカードで払っている場合、こまめに支払い結果をチェックしないと、酷い目に遭うかもしれないという裏返しでもあるという……。

ちなみに、ひとりでもフォトグラフィプランをPC2台同時に使うことがあるので2ライセンス欲しいといった状況の場合、Adobe IDはライセンス分必要になるので、この例の場合は2つのAdobe IDを取得する必要があることになります。つまり、用意するメールアドレスもふたつ。そういうケースは多くはないだろうけれども、めんどくさくなるというのはあります。



② ひとつのAdobe IDで複数人数は利用できない

Adobe IDは個人に結びつく情報であるため、他人が利用することを想定していません。
そのため、ひとつの契約で複数人数が利用することや、Adobe IDの登録者とは別の人が利用した場合については、即刻契約違反になります。
これについてはAdobeの一般利用条件文書のうち、5-2 (b)に記載されていたりします。

アドビ一般利用条件

このとき一番注意するのは、通常のCreative Cloudではほかの人に触らせた場合、極論ですが、即刻違反扱いになることです。
なので、通常版を企業で利用している場合などが多いと思うんですが、ひとつの契約のまま複数人数で使いまわしたらアウト。
これがグループ版の場合は、アドミンコンソールを使うことによって利用者(Adobe ID)の切り替えができるようになっているので、それを行えばという前提になるものの、最小限の契約で複数人数での利用ができる、ということになります。
なので企業利用で少しでも複数人数で利用する、ということになった場合、通常版ではなく、ボリューム等にあわせてグループ版とかVIPライセンスとかETLAライセンスの選択が必要、ということになります。

Creative Cloud グループ版のメンバーシップの管理

まあ、Adobe IDってそれぞれ持ってるメールアドレスだし、もしパスワードが知られたら個人情報ダダ漏れですぜ……他人に使わせるなんてとんでもない。
Creative Cloudの利用・管理専用にメールアドレスを取得してAdobe IDに割り当てることも考えられなくはないですが、まあそれはそれで、別の意味で管理が面倒になるし。
どのみちAdobeの利用条件から逃れる術はないわけで、どうしようもない。



③ 契約方法と契約先に注意

いざ契約する、となった場合、実は、おおむね3通りの契約方法があります。

  • Adobeのサイトで直接契約(クレジットカード必須)
  • ダウンロードカードを利用して契約
  • Adobe以外のサイトで契約

直接契約については、まあ、いうことはないでしょう。クレジットカードを片手に、Adobeのサイトに突入して、プランを選んでそのままクレジットカード登録して支払いも済ませて契約してしまう方法。

ダウンロードカードは、量販店とか通販サイトとかで売ってるカードです。購入すると引き換えコードがついてきて、それを入れると契約できるという算段。クレジットカードの情報をAdobeに知られることがないので、その点は安心。もっとも、ダウンロードカードを使っても、自動更新用にクレジットカードを登録させられそうになるので、なんとか逃げてください。

問題は……最後。Adobe以外のサイトで契約を行う、というもの。
これはダウンロードカードではなく、クレジットカードでの支払いになると思いますが、別のサイトで「Creative Cloudのライセンスを売ってるよー」というところがあるので、そういうところを使う場合です。
代表的なのはamazonです。amazonでは「定期購入」という名目で契約を行えるようなシステムを用意しています。窓口がAdobeであるか、amazonであるかの違い……といいたいところなんですが、違いは窓口だけでなく、支払い先でもあることと、契約する相手でもあるという、非常にややこしい状態になります。
そのとき、Adobe直接契約やダウンロードカードでの契約と、amazonの契約は扱いが異なり……「契約途中で乗り換えする」といった場合については必ずいったん「今の契約については解約」が必須になっているという状態です。
amazonではなぜか、この定期購入に関しては頻繁にディスカウントセールをやっているようではあるのでその安さに惑わされてしまったり、amazonを頻繁に使うということで支払い先を一本化したいという理由で乗り換えしたいというケースがあるのですが、その場合は解約必須になり……場合によっては安物買いの銭失いの状態になります。

Adobe Creative Cloud 定期購入(サブスクリプション)

ちなみにamazonの場合「定期購入」「ダウンロードカード」「オンラインコード」の3種類が提供されてたりするので、正直ややこしいです。ちなみに「オンラインコード」は「ダウンロードカード」と同じっぽいです。

160521_CreativeCloudamazonPlans

なお、Adobe以外のサイトで契約というのはamazon以外にもあります。主にはフォトグラフィプランなんですが、提供先の独自サービスとセットになっていることがあるようです。



④ 解約するときに手数料を取られる

これは③を行うような場合も含めてなんですが……「もう使わんので解約するぜ」「ヨソのが安いので乗り換えするために今の契約は解約してやるぜ」という場合に影響するおはなし。
年間プランを契約している場合については、特定の条件を除いては、下記が発生します。

  • Adobeに直接連絡しないと解約すらできない
  • 解約する場合は、残月数×月額単位の半額が取られる

年間プランの場合、1年契約することによって少し割引をしている関係だと思うんですが、途中解約をする場合には、窓口に連絡を行うことが必要です。自分だけで解約することができない。
そのうえで、契約期間がまだあるような場合は「残りの月×月額で割った金額を更に2で割った金額(人はそれを50%という)」が解約料として取られます。
めんどくさい手続きを行わなきゃならないうえに、更に金をとられるので、やはり銭失いという結果になります。
まあ……途中でやめちゃうのはやめちゃう側の都合なので、しょーがないといえばそれまでなんですが。

ちなみに、契約最終月の場合は窓口連絡不要だし(アカウント管理での解約処理は必要)、解約料も発生しません。解約料が発生しないのは当たり前といえばそれまでだけど。
また月々プランの場合は窓口連絡も不要だし(もちろん解約処理はいるけど)、解約料も発生しません。

Creative Cloud / Stock サブスクリプションプランの解約方法

そういや、フォトグラフィプランの場合は、金額表示こそ月額980円(現時点)とかなっていますが、実際には年間プランしかないから、途中で使わないってなった場合は必ず解約料がかかることになってます。

【解決事例】フォトグラフィプラン(年間プラン/月々払い)を契約しています。趣味で使っていたのですが、今はあまり使っていないので解約を希望しています。解約すると違約金はかかりますか?

気をつけよう、見た目の金額と実際の契約期間。

ちなみにグループ版でも途中解約については解約金がかかります。

【解決事例】Creative Cloudグループ版(年間プラン/一括払い)を利用しているのですが、 グループ版でも解約する時に違約金はかかるのですか?



⑤ 自動更新であることを忘れると痛い目に遭う

Creative Cloudは、いったん契約をした場合、契約継続は自動的に行われる仕組み。
なので、解約の手続きを行わない限りは勝手に自動更新されます。これは年間プランでも月額プランでもおなじ。
「1年しか使わないんだ、なんで勝手に自動更新するんだ」っていっても、そういうもんです。あきらめる。しかたない。他に選択肢がない。
なので1年しか使わないなら、12か月目の時点で必ず解約手続きを行わなければならないことになります。
もっとも、その場合は最終月なので、電話やチャットサポートへの連絡は必要なく、アカウント管理だけで手続きは行える……はずなんですが、たまにできない場合があるらしいので、確実なのは電話やチャットサポートで手続きしちゃうことです。文書履歴が残るって意味と、窓口の混雑具合を考えると、チャットサポートが適切。

なお、自動更新直後に「更新するつもりはなかったんだ、返金しろ」つっても、たぶん無理です。それで解約する場合は、年間プランだったら解約料がかかります。
一定期間しか使わないってことであれば、月々プランで利用したほうがいろんな意味で痛みは少ないはず。



⑥ ダウンロードカードの場合は契約期間が延長扱いになる

ダウンロードカードで引き換えコード入力をした場合、現在の契約期間に対して延長された状態になります。なので別に、契約満了を待ってコード入力を行う必要はありません。
あともうひとつ、使い続けることを前提に、カードが安い時にまとめ買いして、コード打ちまくって期間を延長するという方法も取れます。ちょっとでもケチりたい安くあげたい場合はいいかと。まあ安く買えるかどうかは別だけれども……(これはどのプランであっても同じ)。ただクレジットカードでの利用よりも可能性は多少高くなるんじゃないかなあという。

なお、いったん契約期間を終了させたうえで、次に使うまでコードを使わないことによるケチケチ作戦をとることもできるという。解約手続きとかが必要になるので、そのぶんめんどくさいですが。

ソフトウェアダウンロードカードの有効化について

ちなみに、コード入力しただけでは安心しないほうがいいです。ちゃんと意図する更新日になっているかの確認をしましょう。
なっていない場合は即刻、チャットサポートで「ちょっと待てコラ」しましょう。

なお、いったんクレジットカードで支払いを行った場合、ダウンロードカードで支払いを行う場合はなぜか解約手続きが必要……らしいです。なにその罠。
てことはダウンロードカードを利用したい場合、ずーっとダウンロードカードでの対応を行わなきゃならないということになるのか……なんておそろしい。

【解決事例】Creative Cloudの支払方法をクレジットカードからソフトウェアダウンロードカードへ変更したい。



⑦ Adobe IDには国ごとの情報がある

実はこれ、大前提の話だったりするんですが……。
Adobe IDを新規登録するときには、どの国で使用するかの情報を登録する欄があったりします。

Adobe ID の作成方法

そして、そこを日本以外にしていると、Creative Cloudの契約もその国の情報に引っ張られてしまう、という状況に……。
そのときには大きくふたつだと思うんですが、下記の問題が出ます。

  • アドビジャパンとの契約ができない
  • 日本で売ってるダウンロードカードが使えない

まず前者。Adobeのサイトで直接契約を行おうとした場合に、いざ支払い、となったときに日本語表示でなく、Adobe IDに結びついた国の情報と金額で表示されることに。
後者については、日本で販売されている「日本向けのダウンロードカード」の引き換えコードを入力しても、弾かれてしまうという状況になるという……。
逆を返せば「一番安い国で登録しておけば安いまんま使えるぜ」ってことになるかもしれないんですが、たぶん日本での保証は受けられなくなるので、リスクのほうがでかいです。ダウンロードカードも同様で、その国のカードが安く手に入るならいいんですが、日本で普段からどうやって買えばいいんだって話になるのでやはりリスクがあるわけで。ついでに、海外でやすくカードを買ってきても、日本として登録したAdobe IDには使えません。

ちなみに、国の情報は後で変えることはできないので、その場合は作り直すしかないという状態に。

【解決事例】AdobeID作成時に国の登録を間違って米国にしてしまったので、日本に変更してほしい。

公式の案内として、国の情報を変更する方法は提示されているんですが、これ、内容としては「別にIDを作って、後でログイン用のメールアドレスをすげ変える」方法なので、実際位はID自体の国情報を変えるということではなく……つまり、実質的にできないことに。

Adobe ID に関連付けられている国の変更



……まあ、たぶんもっといろいろあるはずなんですが、最小限、このへんおさえておけばいいかなー的な内容です、はい。

どうでもいいし、もったいないのでそのまま出しますが、やたら長くなったのがアレです。



■2016.5.24更新:
①の複数ライセンス利用時のAdobe ID取得数、④のフォトグラフィプランとグループ版の解約情報、⑥のクレジットカードでの契約後のダウンロードカードに関する件を追記しました。

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コメント

Re: 解約料金について

>> いなだなおや さん
おそらくフォーラムの話の続きだと思いますが……。
法的利用の文面においてはその直前の文脈から支払い関連であることは理解できること、それ以外の複数の文書で解約料には言及されていること、解約料が発生しないプランが存在すること(月々プラン)があるわけで、法的・契約上の不備があるようには見えません。
また契約に関することなので、これは契約に関することであればどの場合でも文書は存在し、そして一般的にわかりづらいのが普通です。

企業側はわかりやすくするよう努力はするべきだろうとは思いますが、契約に関する件は契約者側もきちんと調べて確認することが、防衛策のひとつになっています。
日本でも契約社会になってきてますから、その点は重要です。

提示・掲出方法などに不備があるとみなした場合は、然るべき相手や機関に相談されるのが最善です。

詠み人シーラカンスさん

いつもありがとうございます。
OSの言語設定は気づきませんでした。確かにその影響も出そうなところ。
他社系乗り換えについては、デメリットよりもメリットが上回ったりするなどの、さまざまな付帯条件次第かと思います。
Adobeのキャンペーンはおっしゃる通りですね。

>Adobeのサイトで直接契約を行おうとした場合に、いざ支払い、となったときに日本語表示でなく

これ、国情報以外にOSの言語設定も関係あるみたいです。私のMacは英語優先にしてる為か、webもCCDesktopアプリも英語表示になってしまいます。webの方はログインした際に表示言語の設定を変えれば日本語になりますが、アプリの方は何やっても英語表示のママ。

アマゾンの50%祭りは、運良く手数料がすごく少なかったので、解約して別IDで50%オフで契約しちゃいました。
解約してもID自体は残る(無料プラン扱い)し、2GBを超えるデータは30日以内ならダウンロード可能なそうです。

あと、Adobeのキャンペーンでの乗り換えなら、解約する必要も手数料もかからずに乗り換えできます。
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