メルマガやblogだって電子出版の一種

だよなあ、と今更ながら改めて思ったり。

別に専用のビューア(ハード・ソフトを問わず)がなくても、無料・有料を問わず、もうとっくに電子出版は成り立ってるじゃないか。紙の出版物、という従来の制約を破って、電子およびネットワークの特性を生かしたものとして。

出版とは「印刷その他の方法により、書籍・雑誌などを製作して販売または頒布すること。」である。
書籍とは「書物。本。図書。しょじゃく。」である。
雑誌とは「雑多な事柄を記載した書物。」だったり「複数の筆者が書き、定期的に刊行される出版物。週刊・月刊・季刊などがある。マガジン。」である。

いずれも「デジタル大辞泉」より引用。gooで検索。



複数の著者が起こした文章をまとめ、それを興味ある人にメールマガジンでみてもらうのは雑誌ではないのか。
blogに毎日撮った写真を掲載しながら考えを書いて、それを誰かに見て貰うのは写真とともにエッセイを綴った書籍ではないのか。

そう考えた。



さらには、メルマガもblogも、無料ではなく、課金して配信することができる。これは市販の書籍・雑誌とは何が違うんだろう。
しかも紙の書籍や雑誌と違い、物理的な制約はない。電子媒体特性を持ち、いつでも作成・更新・配信ができる。誤りは後で修正できる。検索もコピーペーストも思いのまま。

そんな風にも考えられる。



もちろん、電子媒体ならではのその特性が仇になる。コピーペーストが思いのままであれば悪意ある改変や海賊版を生み出せる。外字や異体字の類は表現や検索能力に制限が生じる、など。

それはやむを得ない。いやなら利用しなければいいだけ、という選択肢だってある。



ともあれ、表題のことを考えると、電子出版はとっくのとうに成り立ってることになる。元年どころじゃない、もう何年成立してるのだろう、って話になる。とっくに個人が販売・頒布できる状態だ。しかも頒布だけいえば無料でもできる。

いやあ、ePUBとかXMDFとか、全然こだわる必要がないじゃないか。



さてそこで改めて疑問。電子書籍フォーマットってなんのために成立させようとしてるのだろう、と。
よく考えたら、単なるどうでもいい利権争いであって、電子出版としては実は一切いらないんじゃないだろうか。紙で作られた書籍・雑誌の模倣は所詮「使いづらい模倣」でしかないので、電子データならではの表現方法と利便性を追求するほうがよほど必要なことのはずだ。というかおそらくそんなの、まだまだしばらくは「紙の物理的利便性」と「固定された画としての表現」に敵うわけがないだろう。そちらは千年単位で利用されてきているんだから、しばらくはどう逆立ちしたって勝てそうにはないぞ。かといって動画が音声を差し込むのはそれはそれで、既に利用されているテレビジョンの模倣でしかない。何が主で何が副かの違いだけでしかないし、やはり先行媒体の模倣ってことになる。そもそもそんなの誰が欲しがってるのか。迫力ある動画や臨場感溢れる音声が一緒に欲しいなら、DVDやBlu-rayなりでいいじゃないか。可搬性悪いけど。
個人が自由に表現できる出版の手段、というだけであれば、メルマガやblogもそれに含めてで十分だと考えても差し支えはない。さらにそこには音声も動画も差し込むことだってできるんだから、電子書籍フォーマットの成立を待つことなく、いくらでも利用できるよなあ……。





つうことで、なんだかふと思ったので書き殴ってみた。前後関係の矛盾とか気にしたら負け、的な、頭はよくない文章だけど、まあ、個人がやってる書き物だし。内容的にはチラシの裏レベル。

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コメント

いやぁ、最後はwebサービスにみんな収束すると思いますよ。
wikiがスワイプなりマウスジェスチャーなりでぺらぺらめくれるようになったら、電子書籍なんていらんでしょ。
CSSも縦書きに対応したことだし。ていうかJavaScriptで縦書きを実現してた人は前からいたし。
現行の電子書籍って、マクロメディア・Directorで作られてたオーサリングの作品からちっとも進化してない感じがするし。
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