字形パネル(パレット)に騙されるな

ということで以下、騙し絵。Illustrator CS4の字形パネルです。

110528_AIglyphpanel_1
110528_AIglyphpanel_2
110528_AIglyphpanel_3

何が問題なのか、一瞬で見抜ける人は……今更なネタだ、とか言われそうだ。

騙されている理由についてはこちら。問題箇所にカコミ入れました。

110528_AIglyphpanel_4

マウスカーソルで指し示しているのは、ローマ数字・大文字の13(XIII)の字形です。
それに対してパネル内で表示されているUnicodeがf8a2。……これのなにが問題なの? とか言われたらここで終了だったりするわけですが。



単純なことをいえば、そんなところには実際には割り当てられていない、という話。

f8a2自体は、Unicodeの私用領域(PUA)ではあるので、それだけでいえば割り当てられていてもおかしくはない話。
ただ、実際にはフォント側でそこに割り当てられているわけではない。他のソフトではu+f8a2を入れてもXIIIが表示されるわけではないし、Input Methodなどのコード表で閲覧しようとしてもやはり表示されない。Illustrator、もとい、特定のAdobeアプリ・バージョンの字形パネル(パレット)が勝手にそのコードを表示してしまう、という問題。



ひとつバージョンが上がった、Illustrator CS5では以下の結果になります。

110528_AIglyphpanel_5
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110528_AIglyphpanel_7

最初に出したのと同じ範囲の、CID:08295-08297いずれを指し示しても、結果としては「No Unicode」として表示されます。
各バージョンの挙動まで簡単に調べてみたんですが、InDesignはCS1のみ、IllustratorはCS1~CS4でこの偽コードが表示される現象が起きる模様です。他では起きません。

ちなみに、Unicodeでローマ数字・大文字は、1(I)~12(XII)しか割り当てられておらず(u+2160-216b)※、テキスト互換性のない範囲なので、そこも考慮しておかないといけないけれども。いずれにしても、入力自体がアプリケーションローカルだし、ほとんど影響はないようにも思います。わからんけど。



※厳密にはFIFTY/ONE HUNDRED/FIVE HUNDRED/ONE THOUSANDがu+216c-216fに割り当てられていたりするのでこの記載は誤解されそうだ。多くの人がそこまで気にされるか、といわれると微妙だけど。

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コメント

>>旦那Jさん
CS3なんでむしろ影響はありますが、実害はほとんどないはずです。

……というか、なにこの劇的再会状態。なにがあったんですかと。うーむ。

いまだに会社では

CS3を使い続けてる自分には無縁というかそもそも使わない部分なのかも…

てことで数年ぶり。なんとか生きてます。
なぜだか今は販促でデザインとか企画屋とかやってたり。
諸行無常そのものの生活…

…なぜだか心療内科にも通ってたりするから、ある意味波乱万丈?(汗
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