DNPはもともと自社のサービス持っているので提携によって販路が広がるというメリットが。
富士通はハードはできるがソフトがないので、簡単に増やせるというメリットが。

もちろん、ユーザーのメリットは……さてどこにあるんでしょ。



もっとも、ハードを一切問わずにソフトだけ販売する、ということ自体があらゆるハードを対象にしたい場合でも事実上不可能に近いこともあるので、そういう意味ではこういう選択しかできない、というほうが自然なのかもと思ったりします。

ハード対象は、まず引っかかるのはAppleのデバイス(笑)。ころころと都合良く変えるEULAとともに、汎用性に対する妨害は一番酷いんじゃないかと思ったりします。あとは個々のデバイスがあまりにも多様化しすぎている、という点が次点として挙がりますが、これは多少やむを得ないところもあるので難しいところ。
次にソフト側としては、データ形式やビューアの非統一性。ePubはまだ未成熟だしビューアも追いついていない。急激に改善はされているけれどもまだまだ未成熟という点は否めない。一番汎用性が高いのはおそらくPDFですが、こちらは個々のハード制約と読みやすさ考慮があらゆる場合に一致するわけではない、という問題が。
あとはユーザーモラルの問題。DRMなしにする以前に、あっても非合法な流通が堂々とまかり通るおそれがある現実を考慮すると、メーカーとしてはそりゃガチガチにDRMかけたくなるわけで。自由を奪っているのは、その自由を欲しているユーザー自身と、そのユーザーに便乗した法のスキマをくぐり抜けて自炊代行系の商売をする奴だろう、と。



それらを考慮すると、ソフト側だけで勝手に動くこともできないので、ハードウェアベンダーと提携して、ソフトベンダーが都合の良い環境構築をして囲い込んでしまうのが商売として一番間違いがない、ということも確かなわけでして。うまくすればメインストリームとして成長が期待できる=将来的な収益の望みができる、ということでもあるので。ユーザーメリットはメインストリームになって安心して購入できる、というところくらいでしょうか。他に思いつかない。

今回のターゲットがPCとAndroid端末、という点も見逃せない。自社で環境等を構築しやすいことと、デバイスの自由度(制限を自らかけやすい点も含む)を考慮すると、現状でこの二点がターゲットになるのはある意味正しいことなので。それとプラスして、所謂ガラケー。スマートフォンを幾ら宣伝していても、いまだに有利なのはガラケー市場なのは変わらないので。Appleデバイスがダメなのは先に書いた通り。



ともあれ、去年の末から生え始めた筍は、今年の秋くらいまで大小さまざまなものがぽこぽこと出まくるんでしょうけれども、最終的には極端な話、どれも残らないか、せいぜい来年初めくらいには一定規模以上の大手数社に集約されてしまっている(ついでにたいして盛り上がらない)状態かなと推測してたりします。

本来は普及期は多少緩いくらいがいいはずなんですけど、まあ、自炊云々であったりAppleデバイスにおける海賊版検定スルー劇をいろいろ見せられているベンダー側はむしろ警戒気味っぽいので、そうはなりにくい状態だなあ、と思います。とりとめのない話というかいつもこんな話しかしてない気もするけれども。

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