「Web Fonts」で欧文フォントのライセンス形態が変わるのか

Adobeも、「Adobe Web Fonts」として、Webブラウザ(CSS)利用のフォントライセンスについて発表した。
別にAdobeに限らず、他社も含めいくつか発表されているものがある。むしろAdobeは後発。

ところでこのWeb Fonts形態って、従来のフォントライセンスを変えるおそれがあるんじゃないか、と思うことが。

確かにいままではこれらでの提供がなかったので、そのフォントを使いたい場合は「ユーザー側で加工し、ビットマップ画像にして表示する」「サーバ用として個別契約等を行う」などの状態で利用するしかなかった、はず。もっとも金額面を考慮すると、ほとんどの場合は前者であろうと思いますが。後者はいろいろネックになることが多すぎる。
しかしベンダーのサーバを通じて直接提供されることになった場合、後者が比較的安価に、そして契約しやすい状態で利用できることになる。



ただしその代わりといってはなんですが。

ベンダーとしては、そのフォントがシステムで使い続けられる限り半永続的に利用されてしまうよりも、自社サーバによるオンライン提供によって利用料が入り続けるほうが長く商売として続けられることになる。ベンダーサイドとしてみた場合は、長期に見た場合はそちらのほうが良いだろう、と。

国内の日本語フォントにおける年間ライセンスと同様に。各社こぞって年間ライセンス形態に移行した/していくのと同様に。



となったとき気になるのは「欧文フォントも時代の流れによって利用形態が変わった場合、ライセンス体系についても変わるおそれがあるのではないか?」という解釈も考えられてしまうわけで。

もしかしたら、Webにおいては今後「ユーザーがビットマップとして加工し、Web上で画像として表示させて利用する」点については何かしらの制限されるのではないか、と邪推してしまうわけで。
「動的に利用できる便利なものを比較的安価に提供しているのだから、別にいままでの形態はいらんやろ」という考えもあるかもしれない。その代わり接続し続けている間、または契約期間内は利用料がっぽり貰いまっせ、状態ですが。



まあ、極端に考えるとそんなことが起きるかなーと思ったりとか聞きかじったりすることがあるわけで。
今後そういうことがあるとも無いとも、正直なところ断言も難しいところなのですが、これからは常時確認しておくことが必要なのかもしれないです。



#別の件でライセンス関連を確認してたらそれっぽいことが聞こえてきたので、タイミング的な面も含めてネタにしてみた。

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