去年までの各数値をグラフに表す

ということで、2009年までの出版物やら電子書籍の販売額が揃ったこともあるので、グラフにしてみました。まあ、自己満足の世界だけれども。
ということで、まずは紙としての出版物についてのグラフ。
出典は出版科学研究所の「出版月報」2010年1月号より。

100804_PublishAmount_1

このへんのグラフは別に出版月報を見なくても、そのあたりに結構転がってます。なんて乱暴な物言い。



そして次に、このグラフに対して、電子書籍の販売額についてを重ねてみます。
こちらはInternet Watchの「日本の電子書籍市場、2009年は574億円~89%がケータイ向け」の数値から取ってます。これも数値と単体グラフは見えているものではあるけど、それぞれを合算したグラフを見たことがないなあ、というのが今回の動機。

100804_PublishAmount_2

そして金額での売上比率を出してみたんですが、電子書籍の販売額比率は、紙を含めた総販売額に対しておよそ5.0%ほどでした。そう考えると結構健闘してます。特に最初、もっと低い数値を誤って計算して……ごほごほ。

しかしもうひとつ問題があって、グラフにすることで一目瞭然になるんですが……紙の売り上げ減少分をカバーできていない、という現実も同時に見えてしまうことになるわけで。紙+電子で前年度をぎりぎりカバーできるかどうかの瀬戸際ライン。というか実はカバーできてない。



そのうえで、KindleやらiPhone/iPadなどの到来と同時に「これからは電子書籍だ!」といわれると確かに、一部の作り手や消費者側が騒ぐ→出版側は売上拡大に繋げるビジネスチャンスにしたい→その周辺などはそれに乗じた商売をしたい、という構図が出来上がるのもわからなくはないです。出版社にしてみれば、電子書籍の比率を大幅に伸ばして、売上減少している部分をきちんと補えるようにしたい、という。



ただ、他の数字もみていくと、それもどうなんだろうと思うところがあるわけで……。

次回につづく。

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コメント

>>ponponさん
確かにそういう時代背景も重要なファクターなんですよね。
単純にその数値だけではなく、裏や周辺に何があるのか、それを確認しないと今後の予測も困難になりうるというか。
てことでいくつかの方向性からしばらく続けたいと思います。

第二次ベビーブーム世代が大学生だった頃の出版額が多いですが、これは彼らが大学の講義テキストを半ば強制的に買わされていたからでしょうね。担当教授が書いた奴とか…。(笑)値段も高かったなぁ~。
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