短期決戦で決まる代物じゃないだろう

先日知ったのだが、Distiller Serverがディスコンになった

100305_AcroDistDiscon_1

ディスコンになるのは止むを得ない。売れなきゃしょーがない。
問題はディスコンまでの期間とその方法がものすごく引っかかること。

■ディスコンまでの期間が短すぎる

ディスコン決定・通達から実際にディスコンするまで約1ヶ月しかないってどういうことよ、と。
Distiiler Serverも、その後継製品(と謳っている場合もあるが実際には上位の別製品)のLiveCycle PDF Generator ES2も、それ単独でサーバで動かすことは基本的にはしないはず。特にDistiller Serverなんて単独利用なんてまずない。レイアウト処理から吐き出されたPostSciprt等をPDFへ変換するエンジンに過ぎないのだから。
となると、Distiller Serverというよりは「それを用いたシステム構築」に利用されるということになる。システム構築は1ヶ月かそこらで終わることはなく、最低でも数ヶ月ほどかかって検討・費用見積もり・決裁・導入に至ることがほとんどなわけで。
……それだけ長期間に亘る慎重な検討が必要なソフトウェア群を簡単に短期間でディスコンにすんな、と。



■代替製品が事実上存在しない

LiveCycle PDF Generator ES2では代替になりえない。なぜって値段が高すぎる。 日立ソフトで掲示されている金額(+別に確認したおおよその金額)を比較すると、以下な感じ。

 ・100Userライセンス:DS= 約74万 LPGE2=約210万
 ・ 無制限ライセンス:DS=約220万 LPGE2=約500万

2倍以上。よほど費用対効果を考えないと代替比較としてはありえない金額。
かといって、他社の互換PDFエンジンでは信頼性が落ちる。なんといってもPDFはAdobeが生み出したものであり、どういわれてもその互換性と印刷出力としての追随は他の比ではない。
InDesign Serverを使っていれば別に内蔵されているエンジン使えばいいという話になるけれども、サーバレイアウトソフトはInDesign Serverだけじゃない。



■USにはまだある

ということで、販売終了がどうやら本国アメリカ以外の国だけらしい。
事実、USサイトのほうにはいまだ製品情報がきっちり掲載されている

100305_AcroDistDiscon_2

……どうせ日本語版なんて存在しないし、そもそも受注製品なんだから、なら継続販売でいいんじゃないかと。じゃなかったら直販でもいいじゃないかと。



ということでいずれにしても腑に落ちないので、しょーがないから愚痴ってみました。今更取り返しはつかんけど。
一番言いたいのはタイトルの通り。システム構築が確定しかけてたところなんてどうするんだろうなあ……。

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