和文書体はまだまだ仮想ボディ+ベタが基準

いきさんのblogにて書かれたものが面白い内容でしたので、コメントにしようかと思いましたがこちらで書かせてもらいますです。



用語のイメージに起因する誤解(「InDesign居残り補習室」さん)

組版、ここでは「日本語組版」に絞り込んだ場合で考えた場合になりますが、日本語は縦組み・横組み、そして和文文字だけでなく欧文文字や単語の文章比率などの兼ね合いなどの複数の要素が混在するものになります。そのため、一概に「絶対ベタ送り」と決め付けられなくなっているのもまた事実です。
そのため、さまざまな要素を考慮しつつ、総合的に判断した結果による「プロポーショナル組み」(「文字詰め」や「詰め組み」では混乱を招きそうなので敢えて言葉を変えます)の選択は別に構わないものと個人的には考えます。
(もっとも縦組みプロポーショナルを本文組版に持ち込むのはNGだと考えますが)

ただ、和文フォントの字形及び文字組み用デザイン・調整が全角仮想ボディを基準に作られてる限り、原則ベタ組みで処理するのがもっとも美しく、かつ可読性が高いのは事実です。
何でもかんでもプロポーショナルというのは恐らく「何にも考えられてない」か「何が何でも字数を確保しなきゃならない」のいずれかが大半だと個人的には考えます。



ちなみに、Adobe-Japan 1-5/1-6には「プロポーショナルかな(pkna)」という字形領域があるので、そこを使えば、かなに限ってですがプロポーショナル組みがアプリケーション側のカーニング・トラッキング等の設定なしに行えます(といってもその領域にアクセス可能なアプリケーション自体限られてるため、実のところあまり意味がないわけですが)。

080603_pkna  080603_pkna2

普通に50音を適宜並べただけですが、プロポーショナルかなに対して「これは美しい」と思う人は世の中にどのくらいいるんでしょうか。
もっとも、「どっちでもどうでもいい」って人が大半だって気もするけれども。


ところで「用語」のほうをすっかり忘れてましたが。
言葉はいくら生きているものとはいえ、やはり過去から使われてきた用語が今でも大半で通じるのであれば、そちらにあわせるしかないんだと思います。
なんで「字詰め」といえば「特定のエリア内に入る文字数」として考えるのが妥当だと思いますですよ。
ほら、原稿用紙でも「400字詰め」とか言いますし。

文字と文字の間を詰めるには、「字間ツメ」「文字間ツメ」や、せめて「字ツメ」とカナで書いてあげましょう。ほとんど校正のようなもんですが区別はつきます。個人的な主観も含めて(ぉ

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